三井物産管弦楽団
Mitsui Bussan Philharmonic Orchestra
三井物産管弦楽団について
「三井物産管弦楽団」は1996年12月に会社の厚生部のひとつとして設立されました。その後、約1年の準備期間を経て、1998年2月に、今はなきお茶の水の「カザルスホール」で第1回の演奏会を開催いたしました。その後、現在に至るまでの歴史を有している訳ですが、実はその歴史はさらに前の1976年の「三井物産室内合奏団」設立にまでさかのぼることができるのです。この合奏団は約10年間の活動ののち、団員の転勤などのため1986年頃から活動休止の止む無きに至りました。その後また10年を経て、「もう一度やろう」という声が湧き起こり、1996年に管弦楽団として活動を再開し、今日に至っています。
指導講師

多戸 幾久三(たど いくみつ)
1945年東京生まれ。1964年武蔵野音楽大学入学、テューバを佐藤倉平氏に師事。在学中の1966年に貝島勝彦氏と我が国初のテューバ・リサイタルを開催。1967年卒業と同時にNHK交響楽団に入団し2005年まで38年にわたり在籍。その間1973年にベルリン国立音楽大学留学、ヒエロニムス・エンゲルス氏に師事し1974年に最優秀で卒業。同年スイスで開催された第一回ブラス・シンポジウムのソロ部門で第2位を受賞。
帰国後は日本を代表するテューバ奏者としてNHK交響楽団の他、東京ブラスアンサンブル等でも活躍。1988年ドイツのミュンスター市立歌劇場の定期演奏会にヴォーン・ウィリアムズ作曲テューバ協奏曲のソリストとして客演。同協奏曲を日本初演の他、東京佼成ウインドオーケストラ、早稲田大学交響楽団はじめ数多くの楽団と共演。現在は後進音楽家の指導にあたる他、創価中部サウンド吹奏楽団等で指揮者を務める。

金田 幸男(かねだ ゆきお)
1948年1月22日、東京都に生まれ、5歳よりヴァイオリンを始める。東京音楽大学付属高等学校を経て、東京音楽大学に学ぶ。安原明子、ヴァルフガング・シュタフォンハーゲン、ウィルフレッド・レーマン、田中千香士の各氏に師事。
1967年から1975年まで読売日本交響楽団に在籍、1976年NHK交響楽団に入団し、1st ヴァイオリンを務め2008年1月定年。その後NHK交響楽団チーフ・インスペクターとして2012年6月迄務める。2005年、NHK交響楽団での功績に対して第25回有馬賞を受賞。オーケストラ活動のほか、東京弦楽合奏団、N響室内合奏団、クローバー弦楽四重奏団などで活躍していた。現在、室内楽や独奏など幅広い分野で活動および後進の指導も行っている。また、社会人となった元学生たちからも熱望され、早稲田室内管弦楽団および2011年から三井物産管弦楽団など社会人アマチュア・オーケストラの指導も行っている。

野田 祐介(のだ ゆうすけ)
群馬交響楽団第一クラリネット奏者。1964年大分生まれ。16歳よりクラリネットを横川晴児氏に師事。18歳でフランスに留学。パリ市立第10区音楽院、ヴェルサイユ国立地方音楽院、パリ国立高等音楽院を、それぞれ1等賞を得て卒業。C.ドゥシュルモン、A.ブータール、G.ドュプリュの各氏に師事。
帰国後フリー奏者として活躍後、2003年群馬交響楽団第一クラリネット奏者に就任。2018年設立の習志野シンフォニエッタ千葉に参加。第3回日本クラリネットコンクール第3位入賞。プラハ放送交響楽団、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉(現、千葉交響楽団)、群馬交響楽団と協奏曲を共演。国際音楽使節として中南米4か国で演奏。またタイ、香港でも現代音楽祭に参加。国内では湯布院音楽祭、宮崎国際音楽祭、草津国際アカデミー&フェスティバル等に出演。群響メンバーによる《Ensemble G》を主宰。なにわ《オーケストラル》ウィンズE♭クラリネット奏者。2009年・2012年日本音楽コンクール・クラリネット部門審査員。東京藝術大学音楽学部、桐朋学園大学音楽学部、昭和音楽大学各非常勤講師。新交響楽団、明治大学交響楽団、横浜みなととなみ管弦楽団などのアマチュア団体も指導。

Copyright © Mitsui Bussan Philharmonic Orchestra, All rights reserved.